この絵を描いたオコト・チャールズ君は、12歳の時にウガンダの反政府勢力に誘拐されました。反政府勢力のリーダーはチャールズ君にテストと称して、お母さんを傷つけるように命令します。お母さんを傷つけることで、戦争に行く恐怖心を取り去ろうとしたのです。
チャールズ君は仕方なくお母さんを傷つけるしかありませんでした。
今、チャールズ君は、19歳。反政府勢力から逃げ出して4年経ちますが、未だにお母さんとは暮らすことができません。
でも苦しい想いを抱えながらも、彼には一つの夢ができました。
それは大好きな彼女とこれから生まれてくる子どもの生活をしっかり守ること。そのために一生懸命、木工作業の訓練に精を出しています。
愛する人ができると人は強くなれます。そのことをチャールズ君は私たちに教えてくれました。 |